‘体験〜お届け’までの流れ

※Step1〜Step4までは約2ヶ月となります。

なぜ海水で加工するの?

海水で洗うというのには、しっかりとした理由があります。

海水に含まれるマグネシウムやカルシウムが染料と結合し、生地の収縮効果をあげます。

さらに、そのまま天日干しにすることで微生物の繁殖を促し、履き古したような風合いと自然な色褪せ感を出せ、唯一無二のあなただけのヴィンテージデニムのような風合いと色褪せ感が実現します。

日常生活において、海を履き、海を思い出すことにより、大切な自然を守っていくことを目的とした取り組みです。

コラム 海とデニム

1950年代アメリカ。毎日がお祭りムードな時代。若者達はパーティでバカ騒ぎし、酔った勢いで「海にいこうぜ!」っと車を走らせました。

そして酔っ払った勢いで洋服を着たまま海に飛び込み、夜が明けるまで遊びました。宴もたけなわ若者はクタクタで家路につき、洋服を脱ぎ散らかし寝てしまいました。

翌朝、若者はジーンズを履こうと探しますが、どこで脱いだのか見つからず、「まぁ~いいや」っとジーンズをそのまま放置。それから数日後、ガレージに脱ぎ捨てられたジーンズを発見!

「マジでかぁ~」っとジーンズを見たら、何とも言えない色褪せ感と 着古されたような風合い。当時のジーンズはただ縫ってあるだけで現在でいうところの生の状態。現在のように何らかの加工を施されたジーンズとは違います。

そんな時代に、若者はそのジーンズをハイスクールに履いていき、 みんなに見せて、海でのエピソードを話すとみんなに大好評!クール!クール!と絶賛され、みんなこぞって海にジーンズ洗いに行ったそうです。


真偽は定かではありませんが、大変アメリカンなお話で、ジーンズは楽しんで履くもんだと思わせる素敵なお話です。

この歴史は現在にも引き継がれ、海外デニムメーカーや日本でも一部のデニムメーカーが実際に海水洗いをし、砂で擦って数日間野ざらし状態で、天日干ししたジーンズを商品として販売してます。ただ大変な手間暇がかかるため、どうしても高い商品となってしまい高額な商品としての扱いで流通しています。一見してなんでこのジーンズこんなに高いんだろう?っと考えさせられるヴィンテージデニムなどに存在します。